【教室長の想い】本質的な理解と楽しさを大切にする学びを

お知らせ

こんにちは。
慶京セミナー宇治小倉校、教室長の池藤(イケフジ)です。

この記事では、私の指導方針や、日々の授業で大切にしていることをお伝えします。

生徒一人ひとりが「わかる楽しさ」「できる喜び」を感じながら、受験という大きな挑戦を乗り越えていけるように。
そのために、私は個人の思い込みや根性論に頼らず、教育心理学・学習科学などの研究に基づいた指導を常に模索し続けています。

本や論文などから得た知見と、教室での具体的なデータ・子どもたちの反応を照らし合わせながら、「よりよく学べる形とは何か」を更新し続けている――それが、慶京セミナーの授業です。


暗記ではなく「本質的な理解」を

なぜ?どうして?を大切に

ただ暗記するだけでは、思考力や応用力はなかなか育ちません。
私たちは「覚える」ことをゴールにするのではなく、「理解する」「つなげて考える」ことを重視しています。

たとえば――

  • 数学:公式を「丸暗記」ではなく、なぜそうなるのか、どこから出てきたのかを図や具体例で確認する
  • 物理・化学:公式を当てはめるだけでなく、原理・法則がどのような現象から見出されたのかを説明しながら扱う
  • 英語:文法だけでなく、実際の英文・会話の中でどう使われているかを確認しながら表現力を育てる

こうした「深い理解」を積み重ねることで、初めて見たことのない問題にも対応できる応用力が育っていきます。
これは学習科学の世界でも、単なる反復練習より「意味づけされた学習」が成績の伸びにつながるとされている点とも一致します。

対話を通じて「考える力」を引き出す

授業では、私から一方的に説明して終わり…にはしません。
生徒が自分の頭で考え、自分の言葉で説明できるようにすることを大切にしています。

たとえば授業中には、こんな問いかけが飛び交います。

  • 「この公式、なぜ成り立つと思う?」
  • 「別の方法でも解けないかな?」
  • 「今の説明を、友だちに教えるとしたらどう説明する?」

こうした対話は、単に理解度をチェックするためだけではありません。
自分の頭で整理し、言語化する力(メタ認知)を育てるための仕掛けです。

自分の言葉で説明できるようになったとき、それは「本当に理解できた」という確かなサインです。
この「説明できるレベル」まで伴走するのが、私の役割だと考えています。


勉強って、実はおもしろい

学ぶこと自体の楽しさを伝えたい

「この内容って、将来どこで使うの?」という質問も、とても大切です。
ただ私は、それ以上に知識の仕組みや解法の流れそのものが持つ“面白さ”を伝えたいと考えています。

  • 複雑そうな式が、整理していくと一行でスッとまとまる瞬間
  • バラバラに見えていた英文のルールが、一つの文法としてスッと整理される瞬間
  • 一見ごちゃごちゃした自然現象が、少数のシンプルな原理で説明できると気づいた瞬間

こうした「うわ、きれいだな」「そういうことだったのか」という感動は、
点数に直接は現れなくても、長く続く本質的なモチベーションになります。

小さな成功体験の積み重ねを大切に

とはいえ、どんなに良い理論も「実感」が伴わなければ意味がありません。
そのために、授業では小さな成功体験を意図的に設計しています。

  • 生徒一人ひとりのレベルに合わせた課題設定
  • 「復習テスト」「小テスト」などの短い想起トレーニング
  • 「何ができるようになったのか」を言葉で伝えるフィードバック

学習科学の研究でも、「思い出そうとする練習(想起練習)」と「適切な難しさ」が定着と成績向上に効果的だと示されています。
こうしたエビデンスに基づきながら、教室でも実際の定着具合やテスト結果を確認し、指導法を細かく調整しています。


日々の学習もサポートします

学習計画の立て方も一緒に考えます

「塾にいる時間だけが勉強時間」では、受験には足りません。
むしろ鍵になるのは、家での時間をどう使うかです。

効率的な学習には、その子に合ったスケジュールと、無理なく続けられる仕組みが欠かせません。
当教室では、受験生はもちろん、全学年の生徒に対して次のようなサポートを行っています。

  • 週単位での現実的な勉強計画の作成
  • 科目別の学習法アドバイス(例:英単語の覚え方・数学の復習のタイミングなど)
  • 過去問や模試の効果的な活用方法

これらも、「根性で頑張る」のではなく、分散学習・復習タイミング・負荷のかけ方などの研究結果を踏まえた設計を意識しています。

フィードバックで“軌道修正”をサポート

計画は立てて終わりではなく、実行と振り返りをセットにすることが大切です。
慶京セミナーでは、定期的な面談や確認テストを通して、

  • どこにつまずいているのか
  • 計画通りに進んでいるか
  • 新たに必要な対策は何か

を一緒に確認し、その都度軌道修正できる環境を整えています。
「やりっぱなし」「受けっぱなし」ではなく、データと感覚の両方を使って改善していくスタイルです。


最後に

私が大切にしているのは、
「知識を教える」のではなく、「学び方を教える」ということです。

そして、受験勉強を通して生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことが、私たちの使命だと考えています。

そのために、私は自分の経験だけに頼らず、科学的に妥当とされる学び方・指導法を取り入れつつ、教室の実践を通して検証し続けることを大切にしています。
「なんとなく良さそう」「昔はこうだったから」ではなく、
根拠のある方法で、しかし人間らしい温かさを失わない授業を目指しています。

「勉強は苦手…」「成績が伸び悩んでいる…」
そんな生徒さんにも、一人ひとりに合った“学びの道”は必ずあります。

まずはお気軽に、無料体験授業へお越しください。
一緒に「学ぶって意外とおもしろい」「やればできるかもしれない」という感覚を、少しずつ育てていきましょう。

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