大学受験対策おすすめ本① ― 英文法編 暗記に頼らず理解から力をつける!『入門英文法の核心』レビュー

入門英文法の核心 お役立ち

英文法の勉強というと、どうしても「とにかく暗記!」という方法を思い浮かべがちです。
しかし、ただ覚えるだけの学習は忘れやすく、少しひねった問題に出会うと手が止まってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、関正生先生の『入門英文法の核心』です。
この本は、「なぜそうなるのか」を徹底的に解説し、理解から知識を積み上げていく入門書
対象は大学入試を控えた高校生だけでなく、英検準2級や2級以上を目指す中学生にも最適です。
中学英語の基礎が固まっていれば、入試や資格試験の土台作りとして大きな武器になります。

【入門英文法の核心】


この本の魅力

1. 暗記に頼らず、理屈から理解できる

進行形にできる動詞・できない動詞、関係詞の使い分けなど、普通なら暗記して終わりの部分も、背景や理由をしっかり説明。
「なぜそうなるのか」がわかることで、忘れにくく、応用問題にも強くなります。

2. 学習順序が考え抜かれている

多くの文法書は「時制」から入りますが、この本はまず**「品詞」**を学び、文の土台を固めることからスタート。
その後「文型」→「時制」→「助動詞」→「比較」…と、論理的な順番で学び進める構成になっています。
これにより、学んだ知識がバラバラにならず、体系的に積み上がっていきます。

3. 目標レベルが明確

  • 日東駒専で7割

  • MARCHで5割
    を目指せるレベル設計。
    大学入試の標準レベル問題や、英検準2級〜2級の文法パートにも直結します。


効果的な使い方

  1. 通読で全体像をつかむ
     まずは1周通して読み、例文と解説の流れを理解します。

  2. 確認問題で理解を定着
     各章末の問題で、自分が理解できているかをチェック。英文法ポラリスの該当する範囲を演習するのも良いでしょう。

  3. 間違い・あやふや部分を再確認
     同じ解説に戻って理解し直すことで、弱点を確実に潰します。

  4. 演習問題で実戦力を強化
     入試過去問や英検過去問に取り組み、学んだ知識を実際に使える形にします。

このサイクルを回すことで、理解→定着→実践の流れが1冊で完結します。


この本が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 中学英語の基礎ができている高校生・中学生

  • 暗記だけでは点が取れないと感じている人

  • 英検準2級・2級を目指す人

  • 理解型の勉強スタイルが好きな人

向いていない人

  • 中学英語にまだ不安がある人

  • 短期間で大量の問題を解きたい人(演習量は別の問題集で補う必要あり)


ステップアップするなら

この本で基礎を理解したら、次は**『英文法ポラリス』シリーズ**や英検対策問題集で演習量を増やすのがおすすめ。
基礎+応用の二段構えで、入試・資格試験の得点力が大幅アップします。

【英文法ポラリス1】


まとめ

『入門英文法の核心』は、大学入試対策だけでなく、英検準2級〜2級を目指す中高生にも最適な一冊。
暗記型学習の限界を感じているなら、ぜひこの本で「理解から始める」英文法を体験してください。

【入門英文法の核心】

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