近畿の高校入試シリーズ5教科を徹底紹介|幅広いレベルに刺さる2026年度受験用演習書

書籍紹介

近畿の高校入試シリーズ(2026年度受験用)5教科を徹底紹介|幅広いレベルに刺さる入試演習書

1. 近畿の高校入試シリーズとは?

1-1. 近畿エリア入試に特化した5教科セット

「どの問題集を買えばいいのか分からない」「過去問はまだ早い気もするし…」というご家庭に、かなり使いやすいのが英俊社の『近畿の高校入試』シリーズ(2026年度受験用)です。

このシリーズは、近畿圏の高校入試(公立入試など)の問題から厳選したものを、国語・数学・英語・理科・社会の5教科それぞれ1冊ずつにまとめたもの。判型は扱いやすいB5サイズ、価格帯も各教科ほぼ同じでそろっています。

「近畿の公立を第一志望にしている」「とりあえず5教科一通り、入試レベルの演習に触れさせたい」というご家庭には、シリーズでそろえると全体像が見えやすくなるタイプの問題集です。

1-2. 「過去問研究+分野別整理」で効率よく対策

このシリーズの大きな特徴は、最新2か年の近畿圏の入試問題を素材にしつつ、単元別に整理してあることです。

普通の「年度別過去問集」は、本番そっくりに1年分まるごと解くスタイルが中心。一方、このシリーズは、例えば数学なら「方程式」「関数」「図形」のように、英語なら「文法」「長文」「リスニング」のように、分野ごとに問題をまとめて並べてあるのがポイントです。

そのおかげで、

  • 入試レベルの問題で「苦手単元だけを集中的に演習」できる
  • 同じタイプの問題を続けて解くので、パターンが見えやすい

というメリットがあります。過去問の「実戦感」と、問題集の「単元別トレーニング」のいいとこ取りをしている構成と言えます。

2. このシリーズが「幅広いレベル帯に刺さる」理由

2-1. 基本〜標準〜発展へと段階的にレベルアップ

公式サイトを見ると、5教科共通の特徴として、標準レベルから発展レベルへと、難度を段階的に上げながら問題を並べていると説明されています。

これは、学習の研究でもよく言われる「ちょっと頑張れば届く難しさ」が続く状態に近く、

  • 基礎が心配な子:前半の標準問題を中心に「土台固め」に使える
  • 公立上位校を狙う子:後半の発展問題で「得点の伸びしろ」を作れる

という形で、1冊でかなり広い学力帯をカバーしやすくなっています。

「まだ入試レベルは早いかも…」と思っていても、最初の方は基本〜標準問題が中心なので、「解ける問題もけっこうある」という感触を持ちやすいのも、モチベーションの面でプラスです。

2-2. 公立上位校〜中堅校までカバーできるレベル感

扱っているのは、近畿圏の実際の入試問題です。そのため、公立上位校を目指す子にも、中堅校を目指す子にも共通して必要なレベル感が自然と押さえられています。

使い方のイメージとしては、

  • 公立上位校志望:5教科とも「できれば全ての問題にチャレンジ」し、特に後半の発展問題までしっかり取り組む
  • 中堅校〜安全校志望:まずは標準レベルを確実に取り切ることを目標にし、余裕があれば発展問題にも手を伸ばす

といった感じです。レベルごとに本を買い替える必要がないので、一冊を最後まで使い切りやすいシリーズだと思います。

2-3. 自学自習しやすい紙面レイアウトと解説

シリーズ共通で、解答・解説は別冊でかなり丁寧に書かれているのも自学自習向きのポイントです。

別冊解答には、単に「答え」だけでなく、途中の式や考え方が言葉で説明されているので、

  • 塾に通っていないご家庭でも、「解説を読みながら一人でやり直し」がしやすい
  • 保護者が横で見るときも、「どこでつまずいているのか」が見えやすい

という利点があります。B5サイズで紙面もゆとりがあるので、書き込みながら使いやすいのも、毎日の学習に取り入れやすいところです。

3. 弱点補強に強い!体系的な構成の活かし方

3-1. 単元別だから「どこが苦手か」が見えやすい

5教科すべて、単元別に章立てされているので、「どの分野で点が取れていないのか」を把握しやすい作りになっています。

例えば数学なら、

  • 計算・方程式はそこそこできているのに、関数だけ極端に正答率が低い
  • 図形の中でも、証明問題よりも「面積・体積」系の計算で落としている

といった傾向が、演習を進めるうちに見えてきます。英語なら、「文法はできるが長文になると急に正答率が下がる」なども分かりやすく表れます。

弱点を見つけたら、その単元だけを集中的にやり直せるので、「どこから手をつけていいか分からない」という状態になりにくいのが、このシリーズの強みです。

3-2. 解き直しで定着させるおすすめ学習ステップ

せっかく良い問題集でも、「1回解いて丸つけして終わり」だと、得点力はなかなか上がりません。おすすめの使い方は、次のような3ステップです。

  • ステップ1:1単元ずつ区切って解く
    まずは、1日1単元(または半単元)を目安に、時間を決めて解きます。このとき、大問ごとに○×だけでなく、「自信がなかった問題」に△をつけておくのがおすすめです。
  • ステップ2:解説を読み込みながら見直す
    別冊解答を読みながら、「なぜそうなるのか」「他にどんな解き方があるか」を確認します。分からなかった問題は、解説を読みつつ、もう一度ノートに自分の手で解き直してみましょう。
  • ステップ3:少し時間をおいてから解き直す
    1〜2週間後に、同じ単元だけをもう一度解いてみると、「本当に身についているか」がよく分かります。間違えた問題には日付を書いておくと、復習のタイミングを作りやすくなります。

こうした「テスト形式で解く → 解説で理解する → 時間をおいて解き直す」というサイクルは、学習効果が高いことが多くの研究で確かめられているやり方です。入試本番でも、同じタイプの問題が出たときに、落ち着いて対応できるようになります。

4. 教科別の特徴とおすすめの使い方

4-1. 数学:頻出パターンを整理しながら演習

『近畿の高校入試 数学 2026年度受験用』は、近畿圏の入試数学から直近2年分を中心に問題を選び、計算・方程式・関数・図形などを単元別にまとめた構成になっています。

数学で特にありがたいのは、

  • 計算・方程式の標準問題で「計算ミスの癖」を洗い出せる
  • 関数・図形の発展問題で、公立上位校でよく出る「思考力問題」に慣れられる

という点です。学校のワークより一段階レベルが上がるので、「学校のテストでは取れているけれど、入試となると不安」というお子さんの腕試しにも向いています。

使い方としては、

  • 中3の1学期〜夏:計算・方程式・関数の基本〜標準レベルを一通り
  • 秋〜冬:図形や関数の発展、総合問題にじっくり取り組む

といった流れをイメージすると、無理なく最後まで走り切りやすくなります。

4-2. 英語:長文・文法・リスニングを一冊で

『近畿の高校入試 英語 2026年度受験用』も、数学と同じく単元別構成で、文法・長文読解・英作文などの分野ごとに入試問題が整理されています。さらに、長文にはすべて日本語訳が付き、リスニング音声も出版社サイトから無料で再生できるようになっています。

この1冊で、

  • 文法問題で、基礎文法の穴をチェック
  • 長文問題で、入試の英文量と設問パターンに慣れる
  • リスニング音声で、本番に近い聞き取り練習

と、英語の「読み・書き・聞く」の3要素をまとめて鍛えられます。

特に、長文の全訳があるので、「子どもがどうしても英文の意味をつかめない」ときに、保護者の方が一緒に確認しやすいのも安心材料です。

4-3. 国語:入試らしい文章と設問形式になれる

『近畿の高校入試 国語 2026年度受験用』も、最新2か年の入試問題から精選された問題を、読解や古文などの単元ごとに整理した構成です。

学校の定期テストよりも文章量が多く、問われ方も一歩踏み込んだものが多いので、

  • 「記述問題で何を書けばいいか分からない」
  • 「文章が長くなると集中が切れてしまう」

というタイプのお子さんが、入試本番に向けた「読解の持久力」をつけるのに向いています。

解き方のポイントとしては、

  • まずは「設問→本文」の順に読み、何を聞かれているかを意識しながら読む
  • 解いたあとに、模範解答と自分の答えを見比べて、「どの情報を拾えていなかったのか」をチェックする

といった使い方をすると、ただ問題数をこなすだけでなく、「読み方」自体が少しずつ変わっていきます。

4-4. 理科:実験・計算・グラフ問題をまとめて確認

理科は、知識だけでなく、実験結果の表やグラフを読んで考えさせる問題が多く出題されます。『近畿の高校入試 理科 2026年度受験用』では、そうした入試らしい問題を単元別に演習できるので、

  • 力学や電気など「計算を伴う分野」の練習
  • 物質の状態変化や化学反応など、「図や表を読み取る問題」の練習
  • 生物・地学の「用語+仕組み」をまとめて確認

といった形で、教科書知識を「入試問題として使える形」に仕上げていくのに役立ちます。

理科が苦手な子は、いきなり発展問題に行くのではなく、まずは標準レベルをしっかり固め、「同じ単元の問題を3〜5回分まとめて解いてみる」という使い方がおすすめです。

4-5. 社会:歴史の流れと資料問題をしっかり練習

社会の入試では、年号よりも「流れ」と「資料の読み取り」が重視される傾向があります。『近畿の高校入試 社会 2026年度受験用』でも、歴史・地理・公民の問題がバランスよく収録されているので、

  • 歴史の「いつ・どこで・何が起きたか」の流れを確認
  • 地図やグラフ、統計資料を読み取る練習
  • 公民でよく出る「仕組みの理解」を問う問題への慣れ

といった演習を一冊で行えます。

「暗記中心で社会を乗り切ってきた」というお子さんほど、入試レベルの資料問題で戸惑いやすいので、この一冊で資料問題だけを集中してやり直す、という使い方も有効です。

5. こんな受験生・保護者に特におすすめ

5-1. 「どの問題集を選べばいいか分からない」ご家庭

市販の問題集は種類が多く、

  • 「基礎レベルの本だけでは、入試本番が心配」
  • 「でも難しすぎる問題集は、途中で心が折れそう」

という悩みもよく聞きます。

その点、このシリーズは、

  • 実際の入試問題が素材になっているので、「やり切れば入試本番に直結」しやすい
  • レベルが標準〜発展へと段階的なので、途中でつまずいても前半に戻ってやり直しやすい

という特徴があります。

「まずはこれを5教科そろえておけば、大きく外すことはない」という意味で、初めて本格的な受験用問題集を買うご家庭にもおすすめしやすいシリーズです。

5-2. 塾あり・塾なし別の活用イメージ

塾ありの場合は、

  • 塾のテキストで新しい単元を学ぶ
  • このシリーズで、その単元の入試問題だけをまとめて演習
  • できなかった問題を、塾の先生に質問する

という形で使うと、「授業で習ったことを、入試レベルの問題で確認する」サイクルが作りやすくなります。

塾なしの場合は、

  • 学校のワークで基礎を確認
  • このシリーズで、「入試独特の聞き方・問われ方」に慣れる
  • 別冊解答を読み込みながら、間違えた問題だけノートにまとめ直す

といった使い方がおすすめです。5教科すべて同じシリーズにそろえておくと、保護者の方も「今どの教科のどの単元をやっているのか」を把握しやすく、声かけもしやすくなります。

6. 商品リンク一覧(5教科)

6-1. 近畿の高校入試 数学 2026年度受験用

近畿圏の高校入試数学から直近2年分を中心に精選した問題を、単元別・段階別に配列した一冊。計算・方程式・関数・図形と、入試頻出分野をバランスよくカバーできます。

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6-2. 近畿の高校入試 英語 2026年度受験用

文法・長文・英作文・リスニングまで、入試英語に必要な分野を一冊に収録。長文には全訳付き、リスニング音声も出版社サイトで無料再生できるので、自宅でも本番に近い形で練習できます。

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6-3. 近畿の高校入試 国語 2026年度受験用

説明的文章・文学的文章・古文など、入試でよく出る文章と設問形式を単元別に整理。標準〜発展レベルの問題を通して、「読む力」と「答え方」の両方を鍛えられる構成です。

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6-4. 近畿の高校入試 理科 2026年度受験用

物理・化学・生物・地学の各分野を、入試問題で総合的に確認できる一冊。計算問題やグラフ・表を読み取る問題も多く、実験・観察問題への対策にも向いています。

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6-5. 近畿の高校入試 社会 2026年度受験用

歴史・地理・公民の3分野をバランスよく収録した一冊。流れの確認から資料問題の演習まで、入試社会で求められる力を効率よくチェックできます。

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5教科を同じシリーズでそろえておくと、「どこまでやればいいか」が親子で共有しやすくなります。入試本番に近いレベルの問題に、単元別・段階別で慣れていけるので、「何となく不安」を「ここまでやれたから大丈夫」に変えていきたいご家庭に、非常に扱いやすい演習書だと思います。

※価格や在庫状況は変更になる場合があります。最新情報は各商品ページでご確認ください。

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