英検2級 2025年度第3回を本校塾長が講評|難単語・空欄補充・要約・英作文の対策ポイント

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英検2級 2025年度第3回 講評まとめ

2025年度第3回・英検2級について、慶京セミナー本校塾長から共有された講評メモ(2026年2月16日付)をもとに、内容の芯はそのままに、読みやすく整理してまとめました。問題文そのものを再掲するのではなく、「どこが取りづらかったか」「次に向けて何を復習すると効率が良いか」を中心に書いています。

  1. 1. はじめに:今回の全体像
    1. 1-1. 準1級と比べたときの印象
    2. 1-2. この記事の使い方
  2. 2. 大問1:単語・熟語
    1. 2-1. 単語でやや難しかったのは2番・4番・8番
    2. 2-2. 熟語はいつもより少し簡単、ただし17番は文法判断が勝負
    3. 2-3. 今回押さえたい語彙:troop / cliff / philosopher / suspicion / safe and sound
  3. 3. 大問2:空欄補充問題
    1. 3-1. 準1級とは対照的に、レベルは高め
    2. 3-2. 21番・22番は特に難度が目立つ
    3. 3-3. 23番:on the contrary と moreover の違いをはっきりさせる
  4. 4. 大問3:Eメール問題・長文読解
    1. 4-1. 3-A(Eメール):24番の agree on が難所
    2. 4-2. 3-B(長文読解):最後の31番が一番厄介
    3. 4-3. 最近よく出る語法:help + 目的語 + 動詞(toなしも可)
  5. 5. 大問4:要約問題
    1. 5-1. 毎回同じパターン:テンプレート通りなら第1段落は取りやすい
    2. 5-2. メリット・デメリット・まとめは素直、最後の要素を入れるかで少し迷う
  6. 6. 大問5:自由英作文(意見論述)
    1. 6-1. テーマ:無料のオンライン動画を学習補助として使えるか
    2. 6-2. 理由1:利便性と経済的メリット
    3. 6-3. 理由2:学習効果とスキルの向上
    4. 6-4. 使いやすい表現例:Get a broader view of things
  7. 7. 全体を通した講評:難易度・時間配分・スコア予想
    1. 7-1. 難易度:単語がやや上がり、大問2も高め
    2. 7-2. 時間配分:Eメールと31番が厳しさを作りやすい
    3. 7-3. スコア予想:リーディングは上がりやすい可能性、ライティングは取りやすい分だけ横並びも
  8. 8. おわりに:結果発表と次への一言
    1. 8-1. 2月16日発表、まずは「間違えた理由」を1行で

1. はじめに:今回の全体像

1-1. 準1級と比べたときの印象

塾長の所感では、全体として極端に難しい回ではないものの、単語のレベルが少し上がった印象がありました。さらに、準1級の講評と比べると、大問2(空欄補充)の負荷が高めだった点が特徴です。

1-2. この記事の使い方

復習するときは、まず「自分が迷った番号」をチェックし、次に「迷った理由」を1つだけ言語化するのがおすすめです。単語が原因なのか、言い換えが原因なのか、時間不足なのかが分かると、次回の伸びが早くなります。

2. 大問1:単語・熟語

2-1. 単語でやや難しかったのは2番・4番・8番

単語に関しては、塾長メモでは2番・4番・8番が「やや難しかったかもしれない」とのことでした。2級の中では見慣れない語が混ざると、そこでテンポが崩れて時間にも響きやすいので、後述の単語はしっかり押さえておきたいところです。

2-2. 熟語はいつもより少し簡単、ただし17番は文法判断が勝負

熟語全体は「いつもより少し簡単」という所感でした。一方で17番は、熟語というより相関接続詞(as ~ as)系の文法判断が問われやすいタイプです。

塾長メモでは、「as far as」と「as long as」で迷った人が多かったのではとあります。今回の意味は「私の知っている範囲では」に当たるため、正解はas far asの形になります(例:as far as I know)。

また、選択肢の切り方としてもコツがあります。

as fast asは「~と同じくらい速く」で、動作の速さを説明する副詞的なかたまりになりやすいので、文脈が合わなければ外しやすいです。さらにas well asは「~に加えて」の意味で、前置詞に近い働きをしやすく、基本的にその後ろにS+V(主語+動詞)をそのまま置けません。ここまで見えると、早い段階で2択に絞れるはずです。

2-3. 今回押さえたい語彙:troop / cliff / philosopher / suspicion / safe and sound

今回「全体として難しすぎるわけではないが、単語の難易度が少し上がった」と感じた理由として、準1級クラスの語がいくつか目立った点が挙げられています。塾長メモに出てきた語を、意味と一緒に整理します。

  • troop:名詞で「軍隊・部隊」。ニュースなどでtroopsがよく出ます。
  • cliff:「崖」。意外と単語帳に載っていないこともあり、風景語彙として盲点になりがちです。
  • philosopher:「哲学者」。文脈が「人生の意義について考える」方向なら、倫理・哲学の連想でたどり着けます。
  • suspicion:「疑い」。2級基準だと重めの語なので、知らなくて苦戦しても不思議ではありません。
  • safe and sound:「無事で」。この中のsoundは形容詞で「健全な・無事な」という意味を持ちます。ここを知らないと取りづらくなります。

語彙は「覚える量」だけでなく「思い出す速さ」も点数に直結します。今回出た語は、例文を短く作って(または作ってもらって)声に出し、同じ形で3回だけ繰り返すと定着が早いです。

3. 大問2:空欄補充問題

3-1. 準1級とは対照的に、レベルは高め

塾長メモでは、準1級と比べて空欄補充問題のレベルが結構高かったとされています。大問2は「語彙+言い換え+文脈判断」が一度に来るため、ひっかかると時間が溶けやすいパートです。

3-2. 21番・22番は特に難度が目立つ

21番・22番は、選択肢がややこしく難度が高かったとのことです。題材としては「何度も見ると好きになってしまう現象」(心理学でいう単純接触効果のような話)に近く、内容自体はイメージできても、選択肢の言い回しが難しく感じやすいタイプです。

21番では、hesitationが「躊躇」という意味であることが鍵になります。「迷いなく買う」は、英語だとbuy something without hesitationのように言えるのですが、この発想に飛ぶのが難しかった、というメモでした。単語が分かるだけでなく、よく一緒に使われる形(without hesitation など)まで持っていると強いです。

22番は、「人の表現方法が今後あり得る影響を避ける」といった内容がからみ、選択肢の細部で迷わせる作りだったようです。塾長メモでも選択肢3番と迷った人が多いと触れられています。こういう問題は、空欄の前後にある評価語(良い/悪い)目的語(何を避けるのか)を先に固定してから選ぶと、ブレが減ります。

3-3. 23番:on the contrary と moreover の違いをはっきりさせる

23番では、選択肢1番のon the contrary(それどころか/むしろ)が話題になります。これは「前の内容を否定・反証しつつ、反対側の主張を強める」ような場面で使われやすく、大学入試(早慶や同志社など)でもよく見かけます。

一方で今回の正解は、塾長メモによるとmoreover(さらに)でした。moreoverは「観点を少し変えつつ、情報を上乗せして強化する」イメージです。逆向きにひっくり返すのか(on the contrary)、同じ方向に積み増すのか(moreover)を意識すると、迷いが減ります。

4. 大問3:Eメール問題・長文読解

4-1. 3-A(Eメール):24番の agree on が難所

Eメール問題では、24番が難しかったとのことです。ポイントはagree onで、「(日時や条件など)細かいことについて合意する」という意味になります。

例としては、agree on the date(日程に合意する)のような形です。準2級あたりの学習ではあまり前面に出ない表現なので、2級受験者でも「見たことはあるけど確信がない」になりやすい語法です。25番・26番はそれほど難しくなかったとされています。

4-2. 3-B(長文読解):最後の31番が一番厄介

長文は「割と簡単な部類」だった一方で、塾長メモでは最後の31番が一番厄介だったとあります。理由は、根拠を探すのに時間がかかりやすいからです。

さらに引っかけとして、31番の選択肢で「他のどの権利を差し置いてでも言論の自由が最も大切」のように、強い言い切りになっているものを選びたくなる人が多かったかもしれない、という指摘があります。ただ、本文はそこまで断言していないことが多く、こうした極端な表現(always / the most / no matter what など)は要注意です。

時間配分的に苦しいときは、最後に「探す系の設問」が残ると捨てたくなるのも自然です。迷ったら、本文のどこに根拠がありそうか(段落のテーマ)だけを素早く当たり、見つからなければ一旦飛ばす判断も現実的です。

4-3. 最近よく出る語法:help + 目的語 + 動詞(toなしも可)

語法の話として、塾長メモでは最近help + 目的語 + 動詞の原形が非常に多いと触れられています。共通テストでも目立つ形です。

helpは少し珍しく、help + O + (to) Vのように、toを省略できることがあります(例:help me (to) understand)。「toがない=文法ミス」と決めつけず、helpの後ろでは自然に起こりうる形として慣れておくと安心です。

5. 大問4:要約問題

5-1. 毎回同じパターン:テンプレート通りなら第1段落は取りやすい

要約問題は、塾長メモでも「毎回同じパターン」とされています。これまでのテンプレートに当てはめられた人は、第1段落のトピック要約はかなり楽だったはずです。

5-2. メリット・デメリット・まとめは素直、最後の要素を入れるかで少し迷う

1つ目のメリットは、まとめ方も厄介ではなく、単語もそこまで難しくない構成だったとのことです。デメリットも同様に解きやすい内容でした。

最後のまとめ部分は、「最後の1〜2文を要素に含めるかどうか」で少し迷った可能性はありますが、基本は中盤までをしっかりまとめて骨格を作るのが優先です。語数が苦しくなったら、結論の言い換えを短くするか、重複している要素を削ると収まりやすくなります。

6. 大問5:自由英作文(意見論述)

6-1. テーマ:無料のオンライン動画を学習補助として使えるか

大問5は、無料のオンラインビデオコンテンツを学生の学習補助として使えるかがテーマでした。塾長メモでは、今回は「賛成」の立場で組み立てると、比較的スムーズに書けたのでは、という見立てです。

賛成のときは、「便利だから」で終わらせず、誰にとって・どんな場面で・何がどう良くなるかを1つ具体例として入れると、文章が急に読みやすくなります。

6-2. 理由1:利便性と経済的メリット

塾長メモにある主な理由の1つ目は、利便性と経済的メリットです。

  • 無料なので、経済的に余裕がない人でも利用でき、学習機会の差を小さくしやすい
  • 自宅中心で学習できれば、移動時間や交通費の節約にもつながる
  • 短い動画ならスキマ時間にも取り組みやすい

「無料=良い」と言い切るより、「使える人が増えることで学習のスタート地点の差が小さくなる」のように、効果を一段つなげると説得力が上がります。

6-3. 理由2:学習効果とスキルの向上

2つ目の理由は、学習効果とスキル面です。

  • 学校だけでなく自宅でも学べるので、復習時間を確保しやすく、スコアアップにつながりやすい
  • オンラインコンテンツを使う過程で、基本的なITスキルが自然に身につく
  • 調べ学習の機会が増え、新しい知識に触れやすくなる

ここも「効果がある」だけで終えず、「復習が増える→理解が深まる→テストで同じミスを繰り返しにくい」というように、因果を短くつなげると点が伸びやすいです。

6-4. 使いやすい表現例:Get a broader view of things

塾長メモには、弊塾でよく使う表現としてGet a broader view of things(物事をより広い視野で見る)が挙げられています。オンライン学習で「視野が広がる」を言いたいときに、そのまま使いやすいフレーズです。

例としては、Using online videos can help students get a broader view of things.のように、主語をシンプルにして入れると安定します。

7. 全体を通した講評:難易度・時間配分・スコア予想

7-1. 難易度:単語がやや上がり、大問2も高め

全体の印象としては、単語の難易度が若干上がったこと、そして大問2の難易度が高めだったことがポイントです。特に21番・22番のように選択肢で迷わせる問題があると、体感難度が一気に上がります。

7-2. 時間配分:Eメールと31番が厳しさを作りやすい

時間配分は、塾長メモでも「かなり厳しかったのでは」とされています。Eメールの24番で止まりやすいこと、最後の31番が探すのに時間がかかりやすいことが重なると、終盤が焦りやすくなります。

次回に向けては、普段の演習から「迷ったら30秒で一旦区切る」など、時間の区切りを先に決めておくと本番で崩れにくくなります。

7-3. スコア予想:リーディングは上がりやすい可能性、ライティングは取りやすい分だけ横並びも

ここからはあくまで予想ですが、塾長メモでは次の見立てが示されています。

リーディングは平均点が少し低くなりそうで、その場合、同じ正答数でもCSEスコアが通常より高めに出る可能性があります。一方ライティングは、目新しいテーマが少なく、要約でも難語が多用されていないため、点は取りやすかったはずです。その分、全体が高得点で横並びになれば、CSEスコアの伸びがやや落ち着く可能性もあります。

8. おわりに:結果発表と次への一言

8-1. 2月16日発表、まずは「間違えた理由」を1行で

塾長メモでは、結果は2月16日発表とのことでした。受かった人も、あと一歩だった人も、まずは今回のミスを「単語」「言い換え」「時間」「読み違い」のどれかに分類して、理由を1行で残しておくと次に直結します。

皆さん、良い結果につながることを願っています。

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