「うちの子、全然やる気がない…」そんな時の声かけ5選

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「うちの子、全然やる気がない…」そんな時の声かけ5選

「うちの子、全然勉強する気がなくて困ってます…」
「声をかけると逆にイライラされるんです…」

塾でもこういったご相談をいただくことがよくあります。
子どもがやる気をなくしているとき、つい「勉強しなさい!」「なんでやらないの?」と強く言いたくなってしまいますよね。

でも実は、その“声かけ”の仕方ひとつで、子どもの気持ちが大きく変わることもあるんです。

今回は、実際に塾で効果のあった「やる気を引き出す声かけ」を、5つの具体例としてご紹介します。

1. 「今日はどこまでやるつもり?」と聞く

「勉強しなさい!」といきなり言われると、子どもは「今やろうと思ってたのに…」と反発してしまうことがあります。
特に思春期の子は、「自分で決めたい」「干渉されたくない」という気持ちが強くなりがちです。

そんなときにおすすめなのが、問いかけの形で声をかける方法です。

  • 「今日は何から始めるつもり?」
  • 「英語、もうちょっとやっておきたいって言ってたけど、進んだ?」

こうした声かけには、「あなたを信じているよ」というメッセージが込められています。
子どもは、「自分で考えることを期待されている」と感じ、主体的に動こうという意識が芽生えやすくなります。

もちろん、答えが「何もやるつもりない」でもOK。
その返事を責めずに、「そっか、じゃあどうする?」と会話をつなげることがポイントです✨

2. 「〇〇のやり方、工夫しててすごいね!」

子どもは、大人が思っている以上に“見てもらえているかどうか”を気にしています。
結果ばかりを評価されると、「がんばっても意味ない」と感じてしまい、やる気をなくしてしまうことも…。

だからこそ、「プロセス(やり方や工夫)を褒める」ことがとても大切なんです。

  • 「そのノート、見やすく書いててすごい!」
  • 「この単語カード、自分で考えて作ったんだね!」

子どもが自分で工夫したこと・継続していることを見つけて言葉にしてあげると、
「自分のやり方でも認めてもらえた!」という気持ちにつながります。

この“自分のペースでがんばっていいんだ”という感覚が、自信とやる気を引き出すカギになります。

3. 「やらないとどうなる?」を一緒に考える

「やりなさい!」と怒るよりも、子どもが自分で“必要性”を感じることのほうが何倍も大きな効果を生みます。

そこでおすすめなのが、「未来を一緒に想像してみる」声かけです。

  • 「このままだと、2学期のテストってどんな感じになりそう?」
  • 「この単元が曖昧なままだと、次の授業で困らないかな?」

このときのポイントは、“脅す”のではなく、あくまで「一緒に考える」というスタンスでいること。
子どもに問いを投げかけ、自分の言葉で答えを出すよう促すと、自然と「やった方がいいかもな」と思えるようになります。

強制ではなく納得を重視することで、内側から湧いてくるやる気が引き出せますよ。

4. 「やり始めたら〇〇してもいいよ」と“ごほうび”を提示

やる気がなかなか出ないときには、“ごほうび”という外からのモチベーションを使うのも、立派な手段です!

  • 「30分頑張ったらアイス食べよう!」
  • 「1教科終わったら、ゲーム15分してもOK!」

こういったごほうびの導入は、「何かをやったあとに楽しみがある」という“行動の見通し”を作ってくれます。
特に、小学生〜中学生のうちは、目の前のごほうびがあるとやる気スイッチが入りやすいんです。

ただし注意点は、ごほうびの時間や内容が大きすぎると、「やったふりだけして早く終わらせよう…」といった形骸化に繋がることもあるので、
あくまで“努力へのちょっとしたご褒美”として活用することがポイントです🍬

5. 「お母さんも一緒にやろうかな」

子どもは、「一人でやらされている」と感じると、どうしてもモチベーションが下がってしまいます。
でも、「誰かと一緒ならがんばれる」というタイプの子もたくさんいます。

そこでおすすめなのが、親も何かに取り組む姿を見せる・一緒に机に向かうという声かけです。

  • 「ママも家計簿書こうかな。横でやろう♪」
  • 「パパも読書タイムにしようかな。一緒に静かにやろっか!」

このように、強制感なく自然に“並走する”ことで、子どもも抵抗感なく勉強に入りやすくなります。
親の背中は、子どもにとってとても大きな存在。
「一緒にがんばる」体験を通じて、がんばるってちょっといいかも…と思える瞬間が生まれます🌟

まとめ:やる気は「引き出すもの」。信じて待つこともサポートのうち

子どものやる気は、無理やり押しつけるよりも、「自分で動きたい」と思わせる関わり方が効果的です。

  • 頭ごなしに叱らずに問いかける
  • 結果より過程を見つけてほめる
  • 一緒に考えたり、並走したりする

このような関わり方を意識するだけで、子どもは少しずつ変わっていきます。
焦らず、あたたかく見守りながら、“やる気の芽”を引き出すお手伝いをしてあげましょう🌱

教室からのメッセージ

慶京セミナーでは、学力面だけでなく、気持ちや姿勢の部分にも寄り添ったサポートを大切にしています。

「やる気が出ない」「勉強習慣がつかない」
そんなお悩みも、お気軽にご相談ください!

一人ひとりに合った声かけや関わり方を、私たちと一緒に探してみませんか?😊

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